バイス・センタリングバイス
HWR

HWR社

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5軸MC用バイス/クイックチェンジシステム

ドイツのHWR社は16年以上の経験を持ち機械加工プロセスにおける実際の問題を解決するためのノウハウを備えています。HWRは、既存のものに対する健全な疑問を持ち、新しいアイデアやコンセプトを試します。例えば、市場で知られている実績のあるゼロポイント技術を見直し、改良してSOLIDPoint®製品ラインを開発しました。メカニズムを変更することで、市場の競合製品よりもはるかに高い引き戻し力と保持力を、同じコストで達成できるようになりました。これにより、当社のゼロポイント技術は重荷重クランピングの分野にも対応可能となります。

さらに、機能原理を逆転させたSOLIDBoltにより、大型機械にもゼロポイントクランピング技術を既存の価格の一部で装備することに成功しました。低価格に加え、クランピングデバイスをゼロポイントシステムに挿入する際の取り扱いやすさ、さらに高い保持力と引き戻し力も重要な利点です。

SOLIDLine製品はフライス加工のクランピング技術に、INOLine®製品は旋盤加工のクランピング技術に対応しており、旋盤加工とフライス加工の両方におけるクランピング作業に最適なパートナーとなります。SOLIDLineシリーズを通じて、お客様に過去20年間にわたり慣れ親しんできたサービスと品質を提供するとともに、フライス加工用クランピング技術の製品ラインを拡充します。

特徴

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≪小クランプ幅≫ ダブテイルフィクスチャーは前加工でダブテイル(アリ溝)加工を行うことでわずか3㎜の幅で高剛性クランプを実現。5面同時加工を行うことができます。
≪モジュラー化≫ RockLock(ロック-ロック)クイックチェンジベースを使用することにより様々な種類のバイスを高精度に段取り替えが可能。さまざま加工に対応します。
クイックチェンジベースRockLockは業界標準の96㎜ピッチ52㎜ピッチを準備しています。
≪多様なトップツーリング≫ ダブテイルフィクスチャーのほかセンタリングバイス、ダブルバイスなどを準備。すべてRockLock(ロック-ロック)クイックチェンジベースに対応しています。
≪ツールの非干渉性≫ 非常に軽量・小型にできており省スペース。またRockLock(ロック-ロック)クイックチェンジベースも適切な高さ、傾斜がありツールの干渉を避けられます。

ゼロポイント・クランピング・システム:SOLID Point

SOLIDPoint® ゼロポイントクランピングシステムは、どの機械工具にも使用することができます。SOLIDPoint® は、クランピングデバイス、治具、ワークピースを機械テーブルに数秒で絶対的な精度で適合させるための最適なインターフェースです。この純粋に機械的なシステムは、エアや油圧を必要とせず、最適化されたメカニズムにより、既存のシステムよりも高い引き込み力と保持力を提供し、新しいスタンダードを定義します。SOLIDPoint® は、HWRによる開発であり、既存の市場システムに比べて引き込み力が大幅に向上しています。既存の特性に加え、96および52のセンターを1枚のプレートに組み合わせることも可能です。ロッキング技術は、同等のシステムと比較して部品が大幅に少なくなっており、その結果、摩擦損失が最小限に抑えられ、ロック力が3倍に向上します。

SOLIDPoint
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高把持力5軸バイス X(エックス)シリーズ
5thAXIS社の5軸加工機用バイスに高把持力タイプ:Xシリーズが
追加されました!!

最小口金幅の2機種「V75100X」「V75150X」では口金幅75mmにもかかわらず
最大把握力はなんと 22.2kN! 従来品の把握力は13.5kNに比べ、1.6倍
以上にパワーアップ!!
口金幅75mmで22.2kN の把持力は、バイス本体の体積あたりの把持力では
一気に業界トップクラスを誇ります。

口金幅125mmの「V562X」「V510X」もそれぞれ約1.3倍の把握力を獲得。
これまでの軽金属に加え鋼材のクランプにも活躍の場が広がります。

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新しいコンセプトのゼロポイント・システム:SOLID Bolt

SOLIDBoltシステムのシンプルさにより、私たちは高品質で柔軟なゼロポイントシステムをコストを抑えてお客様に提供することができます。類似のシステムと比較して、生産コストが最大50%削減されています。

SOLIDBoltゼロポイントクランピング技術は、2つのスライダーと反転するねじスピンドルから成るスライディングメカニズムを使用しています。ロッキングメカニズムを45°でクランピングボルトに伝達することで、垂直配置のシステムよりも高いロック力を保証できます
SOLIDBoltの動作原理は、、SOLIDPoint®原理の最適化に基づいています。ゼロポイントマウントとゼロポイントボルトの相互作用を逆転させることで、SOLIDBoltは大型機械テーブルを既存のコストの一部でゼロポイント技術で装備できるようにします。SOLIDBoltを使用することで、大型テーブルは高価なゼロポイントプレートを装備する必要がなく、はるかに安価なボルトだけで済むようになります。これにより、ゼロポイント治具をより具体的かつ少量で購入・使用することが可能になります。


SOLIDBolt
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3軸加工機用ダブルステーションバイス:DVシリーズは、バイス1台で複数個のワークを把持できます。
右の画のように12個のワークを1回のプロセスで加工も実現できます。またクイックチェンジでバイス
ごと載せ替え得れば、すぐに次の12個のワークの加工が始められます!

口金幅は75mmと125mmの2種類があり、最大把握力は22.2kNです。また各ジョ―はセンター方向へ独立して
動くので異なるサイズのワークに対応します。単動マシンバイスとしての使用も可能で(口金125mmタイプ)
幅広い場面で活躍します。



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セルフセンタリングバイス:SOLID Grip

豊富なバイスバリエーションとチャックにより、原材料から完成品まで、すべてのワークピースに対して革新的なソリューションを提供しています。特に5軸加工において、SOLIDGripバイスは実績のあるスタンピング技術のおかげで比類のない性能を発揮します。コンパクトな設計と最小限の干渉形状設計により、最大限のアクセス性を確保しながら加工が行えます。

形状にフィットするクランピングは、力や摩擦によるクランピング方法に対して多くの大きな利点を提供します。バイスの外でブランクを予めスタンピングすることにより、クランピング装置自体で高い力を発生させる必要がありません。すべての力を要するプロセスは、クランピング装置からスタンピングステーションに移されるため、クランピング装置内に力増幅器やそれに類似するものを必要としません。これにより、SOLIDGripバイスはコンパクトに設計され、ほぼ衝突のない形状を実現できます。純粋な機械的アクチュエーションはシンプルで十分であり、形状にフィットする接続により、最小限のクランピング力で最大の保持力が確保されます。

SOLIDGripバイスは、設計が本質に絞り込まれており、8つの個別部品で構成されています。設計は機能によって決定され、実際に最大の利益を生むように設計されており、アクセス性、取り扱いやすさ、柔軟性が重視されています。

SOLIDGripバイスは、ブランククランピングに加えて、さまざまなアクセサリーオプションと共に使用でき、多様なクランピングタスクに対応します


SOLIDGrip
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ダフテールバイスを使えばわずか3mmの掴みしろでワークを把持し、バイス本体よりも大きいワークをクランプできます。傾斜のついた台座と組み合わせれば、5軸加工機でワークの6面加工が可能になります。


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形状フィット用スタンピングユニット:SOLID Stamp

SOLIDStampを使用することで、既に確立されたスタンピング技術による原材料の前処理、機械内でのストップの設定、大型の扱いにくいクランピング装置や力増幅器が不要になります。SOLIDStamp技術は、最小限のクランピングエッジクリアランスであるわずか3 mmで最大の材料節約と最高の保持力を実現することが特徴です。

スタンピング技術は、あらかじめ高圧でワークピースに定義された歯形をスタンプするプロセスで、その後の形状フィットによるクランピングのために行われます。この作業ステップはクランピング装置の外で行われます。HWRのSOLIDStampを使用することで、確立されたクランピング技術により安全なクランピングを実現します。スタンピングステーションを利用することで、原材料は数秒でバイスでのクランピングのために準備できます。複雑な前加工、例えばクランピングポイントのミリングはもはや必要ありません。最小クランピング深さ3 mmと最高の保持力は、SOLIDStampの利点の一部に過ぎません。


SOLIDStamp
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Rocklockは従来のワーク交換に要する時間を最大95%削減するクイックチェンジシステムです。特許取得済みのフリーフロート設計により、4本のプルスタッドボルト全てに均等な力が掛かり、8μm以下の繰り返し精度を実現します。
業界標準の52mmと96mmピッチを採用。プルスタッドボルトを交換するだけで他メーカーのバイスにも適合できます。



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軽量型バイス:THE LITE VISE

THE LITE VISEはその名の通り、一般的な同サイズのバイスに比べ約50%と軽量でありながら頑丈で確実なワーククランプを実現する最新シリーズです。自動化に最適な「VA56」はバイス側面に専用のクリートを搭載することで、125mm幅のバイスであっても協働ロボットによる搬送を可能にします。把持力は22.2kNと、「Xシリーズ」と変わらぬ堅牢さを誇ります。
底面に96mmピッチでプルスタッドボルトを搭載でき、クイックチェンジにも対応します。


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Rocklockは従来のワーク交換に要する時間を最大95%削減するクイックチェンジシステムです。特許取得済みのフリーフロート設計により、4本のプルスタッドボルト全てに均等な力が掛かり、8μm以下の繰り返し精度を実現します。
業界標準の52mmと96mmピッチを採用。プルスタッドボルトを交換するだけで他メーカーのバイスにも適合できます。



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