JDMテック社のLaser R-Test (LRT)システムは、5軸工作機械の同時3軸および同時5軸の運動を高精度に測定します。
本システムは、レーザーによる非接触で、ワイヤレス操作ができ、ユーザーフレンドリーなソフトウェアを搭載しています。
さらに、測定と補正作業は、専門知識を必要としないため、だれでも簡単に操作することができます。
<測定項目>
◆多軸同時運動の静的測定
◆多軸同時運動の動的測定
◆回転軸偏心量測定
◆テーブル回転軸誤差運動の測定
◆バックラッシ測定
●様々なNC装置に対応
HEIDENHAIN、FANUC、SIEMENS、PC-based…など様々なNC装置に対応しています。
ISO 10791-6の附属書に規定されている多軸同時制御運動の測定が可能なほか、測定後の誤差(バックラッシや回転軸偏心など)を解析し、自動補正することも可能です。
LRTのソフトウェアは、測定経路のNCコード自動生成、直感的な画面操作による様々な測定機能を備えています。
●測定経路のNCコード生成:
同時3軸制御運動の測定経路は、ISO 10791-6の附属書AKl、AK2、BKl、BK2、CKl 、CK2に準拠しています。同時5軸制御運動の測定は、AK4、BK4、およびCK4に準拠しています。
●回転軸の偏心量測定:
2点の位置を測定するだけで、回転軸または傾斜軸の偏心を迅速に測定することができます。回転角度または傾斜軸での央角が90度の2点を選択し、加工機の動作は同期モードまたは非同期モードであるかどうかを確認した後、軸の中心位置の誤差を計算することができます。
●バックラッシ測定:
運転中の動作軸が反転するとき、バックラッシが発生することがあります。本システムは、バックラッシを測定し、補正することができます。
●多軸同時運動の静的測定:
回転または傾斜軸の静的測定は、あらかじめ定めた角度間隔で行います。本システムは、最小領域法に基づいて、測定したデータによって回転軸または傾斜軸の偏心量を計算します。
●テーブル回転軸誤差運動の測定:
ISO 10791-1の附属書F及び附属書Gに記載されているテーブル回転軸の誤差運動の測定も可能です。
●多軸同時運動の動的測定:
連続運転中の回転軸または旋回軸の状態の測定が可能です。
軸方向の位置誤差に加えて、温度変化の影響も把握できます。
●レポート作成:
測定された誤差とその解析結果を自動レポート生成により表示します。