オービタル方式でのピンの加工や偏芯したシャフトなどを加工する場合、ワークは両センターで徐々に加工するのが一般的です。ワーク保持具の問題点として、必要なトルクを伝えられるか、横荷重によるワークの変形を防止できるかという点が挙げられます。従来モデルはクランクシャフト加工用に開発され、多数の実績を重ねてきました。そこから更に、本製品は全ての種類のシャフト加工に対応できるように改良されました。
本製品は、ワークを正確な位置で把握するまで、力がかからない設計になっています。硬度なコンペンセーションメカニズムにより、真円がでていないワークでも、均等に把握する事ができます。そのため、コンペンセーションチャック OVEKA/KAはセンターを使った研磨加工に最適なチャックといえます。
安定した加工を続けることが求められる中で、スイスチャック社のコンペンセーションチャックはコンタミ防止のための密閉構造になっています。油圧駆動タイプのOVEKAは特許取得済みの潤滑循環システムを搭載しています。チャックの内部部品は把握時に常に潤滑されているため、メンテナンスフリーを実現し、チャックの長寿命化=コスト削減を行うことが出来ます。